業務用エアコンのリースにおける注意点について、解説します。
業務用エアコンをリースで導入すると様々なメリットがあると言われていますが、同時に注意しておきたい点というのもあります。
リースの中でもよく利用されるのが、ダイキンの安心保証リースというものです。
このリースは、契約期間中の修理費が無料です。
また、契約期間中に複数回故障が発生したとしても、その度に、安心保証が適用されて、無料になるというものです。
ここだけを見ると、とても魅力的な契約内容だと感じるでしょうが、注意点もあります。
その注意点とは、保証上限額が設定されているということです。
リース物件額がそのまま保証上限額となります。
その上限額を超えることはありません。
具体的な数字を入れて説明します。
業務用エアコンの機器代金と工事費用で50万円のリース契約をしたという場合、保証上限額は50万円になるということです。
リース期間中は、故障が発生しても修理を無料で行ってもらえますが、それはあくまでも保証上限額の範囲内になるということです。
それ以上のサービスを受けることは出来ません。
また、この安心保証リースの注意点はもう1つあります。
リース期間が終了した後に、再リースをするという場合にはこの安心保証は適用外となってしまうということです。
再リース期間において、故障が発生してしまった場合には、修理費が無料ではなくなります。
契約者の責任で、修理を依頼して、その修理費用を全て負担しなければならないということです。
再リースの期間中でも安心保証が適用されると勘違いしてしまっている人も多いようですので、注意をしておく必要があります。
再リースで、安心保証が適用外になってしまうのが、嫌だという場合には再リースではなく、レベルアップ更新を選択してみるというのも良い方法です。
レベルアップ更新では、同じ業務用エアコンを使用するのではなく、最新の機種に入れ替えたうえで、新しく契約をするという形になります。
新しく契約をすることで、再び安心保証リースを適用することが可能です。
ここが、再リースの場合とレベルアップ更新の場合の大きな違いになります。
業務用エアコンをリースで導入すると、たしかに様々なメリットがありますが、それと同時に注意しておかなければならない点もいくつかあります。
リース契約をする際には、必ずそれを知ったうえで契約をするようにしましょう。