工場や倉庫では、一般のオフィスや店舗などと異なり、夏や冬は過酷な環境になりやすいと言われています。
とくに、夏場はどうしても室内の温度が高くなるため、業務用エアコンは欠かせません。
そんな工場や倉庫に設置されている業務用エアコンで、故障してしまう原因とその対策について解説します。
工場や倉庫に設置されている業務用エアコンで故障する原因としては、その環境が大きな原因となっていると言えるでしょう。
どうしてもそのような環境のため、修理回数が多くなりやすいのが特徴です。
その環境とは、具体的にどのようなことなのかというと、油、粉塵、煙、ホコリなどのものが挙げられます。
また、設置されている設備によっては多くの熱を発生させるものがあります。
そのようなものが原因となっている場合もあります。
よく修理依頼で多いのが、業務用エアコンが効かない、止まってしまうなどというものです。
まず、業務用エアコンが効かないということについてですが、様々な原因が想定されます。
例えば、油、粉塵、ホコリなどによってフィルターが目詰まりをしているということです。
このような状況になってしまうと、冷暖房効率が一気に低下してしまいます。
そして、それによって無駄な電気代がかかります。
業務用エアコンが粉塵や油などを吸ってしまうとなかなかそれを取り除くことは大変です。
フィルターの定期的な洗浄や交換などが必要になってきます。
また、工場などの場合には、設置されている設備によって多くの熱を発生させるものがあります。
このようなものの近くに設置されているという場合には、その熱によって本来の能力を発揮することが出来ないということがあります。
また、この熱によって業務用エアコン本体の熱が上昇してしまい、運転を停止してしまうなどということも考えられます。
このような場合には、業務用エアコンの種類や設置場所の再検討なども行う必要があります。
工場や倉庫などに設置している業務用エアコンの修理回数を減らすためには、フィルターを定期的に洗浄、交換することはもちろんですが、内部も定期的に洗浄することをおすすめします。
粉塵などはとても細かいため、どうしても内部に入り込んでしまうものです。
それを取り除くには、内部を洗浄するという方法しかありません。
少なくても2年に1回くらいのペースで行うようにした方がよいでしょう。