使う広さによって選ぶ業務用エアコンも違う
温暖化の影響で、日本の夏もだんだんと過酷なものになっていっております。
それは学校にも影響し、熱中症で集団で倒れたといったニュースを見かける機会も多くなりました。近年は、その影響からか、都市部を中心に業務用エアコンを導入する学校も増えてきているのです。
学校にはさまざまな教室があります。
みんなが授業を学ぶ教室から、音楽室、家庭科室、理科室、体育館、など広さも用途も違う部屋が多数あるのです。
授業を学ぶ教室の広さにさほど差異はありませんが、用途が違う部屋はそれぞれ広さが違います。業務用エアコンを導入する際は、その教室一つ一つに対応できるものを選ばなければなりません。
その辺は、販売業者の担当者と綿密な打ち合わせをし、どの部屋にどんな業務用エアコンを導入するのか決める必要があります。
でも共通して言えるのは、省エネタイプで、動作音を抑えた静かなタイプのものが好まれるということです。
学校は、年間に利用できる予算が決まっております。
業務用エアコンによる電気代もその予算内で収める必要がありますので、必然的に省エネタイプのものが好まれるのです。
イニシャルコストを抑えるあまり、能力不足になるようになったら元も子もありません。
電気代をなるべく消費しない業務用エアコンを選ぶ必要があります。
また気流による温度ムラがあるとと子供たちが授業に集中できなくなるため、気流の分布という要素も重要です。
性能も重要視しよう!カビや空気の清浄も大事!
他に必要な性能としては、空気を清浄する機能や加湿の機能です。
子供は大人に比べて体が弱いため、少しでも空気が悪くなると、せきこんでしまったり、悪化して風邪をひいてしまったりします。
なるべく綺麗な空間で健やかに学んでもらうために、空気中のカビやホコリを取りのぞく空気清浄機能はぜひとも取り入れたいところです。
もちろん、純粋な空気清浄機に比べると性能は落ちてしまいますが、効果が期待できないわけではありません。
しっかりと、空気中の汚れから嫌な臭いまで取りのぞいてくれますので、付随機能としては十分な性能です。
また冬場に暖房で運転させると、たちまち空気中は乾燥してしまいます。
肌の弱い子供は、たちまち背中や皮膚が痒くなって授業に集中できなくなったり、喉を痛めてしまいます。
そうならないためにも加湿の機能が付いていると安心です。
これも純粋な加湿器には性能は敵いませんが、付いていないといるのではだいぶ差があります。
これは後付けができない商品が多いため、最初から加湿機能がついているものを購入する必要があります。
他にも人感センサーや、自動温度調整機能などもあると便利です。
あまり機能を付けすぎると値段が高くなってしまうので、予算と相談しながら必要なものを選びましょう。
安くて節電出来る業務用エアコンの紹介
業務用エアコンは、最新の省エネになればなるほど本体価格は高くなります。
電化製品なので当たり前なのですが、ただその分安くなるのが電気代です。
型式が新しものほど、省エネ機能が充実しており、同じ時間利用するにしても、電気代がだいぶ安くなってくるのです。
例えば15年前のものと、最新のものでは、1年間利用を続けた場合馬力にもよりますが電気代は、約10万円前後の違いがあるとされております。
つまり、導入費用が高くても、長い目で見て費用を抑えることができるのです。
それほど、業務用エアコンを利用するに当たり、節電は重要な要素になります。
いくら本体代金が安くても電気代が高くなる商品は避けた方が無難です。
ただ、それでもなるべく安く済ませたいという場合は中古の商品を選ぶのも手です。
その場合でも、省エネタイプのものを選ぶようにしましょう。
2010年以降に発売されたものは、そこから15年前と比べて、消費電力とCO2を最大80%削減できるタイプとなります。
つまり、2010年以降の製品を購入すれば、かなり節電に期待できるということです。できるだけ安く、そして節電できるタイプの商品を探すことから始めるとよいでしょう。