販売されている業務用エアコンには、様々なタイプのものがあります。

タイプ以外にも、メーカー・能力・機能・価格などの違いもあるのです。

業務用エアコンを選ぶ際には、「価格」だけで決めてしまう人が多いようですが、価格の安さだけで決めてしまうのは、良い方法とは言えません。

 

業務用エアコンを選ぶ際には、「用途」や「設置するためのスペース」を考慮しながら決めるのが大きなポイントとなります。

業務用エアコンは、「どれでも同じ」と思っている人も多いでしょうが、実は用途によって最適な業務用エアコンが異なるのです。

 

例えば、「飲食店の厨房」などで使う業務用エアコンは、厨房用の業務用エアコンを選ぶ必要があります。

厨房用の業務用エアコンは、油汚れを落としやすい、油に強いなどの特長があるのです。

一般的な業務用エアコンとは、特長が異なるので、一般的な業務用エアコンを厨房に設置してしまうと油などによって、短期間で故障してしまう場合があります。

 

それから、食品工場などでは、食品の鮮度を保つために通常よりも低い温度に設定しなければなりません。

しかし、通常の業務用エアコンの場合には、20℃以下の温度に設定できないものがほとんどです。

10℃や15℃など通常よりも低い温度に設定できる業務用エアコンを選ぶ必要があります。

 

具体的には、中温用・低温用業務用エアコンです。

販売されている業務用エアコンの違いという点で挙げるのなら、設定可能な温度範囲にも違いがあります。

業務用エアコンの購入を検討する際には、希望する温度に設定が可能なのか、確認してから購入するとよいでしょう。

 

ここまで、解説してきたように「用途」、「どこで使うのか？」「どのように使いたいのか？」によって、選ぶべき業務用エアコンが大きく異なるのです。

ぜひ、業務用エアコンは用途で選びましょう。

 

それから、「スペース」も選ぶ際には重要となります。

販売されている業務用エアコンの室内機や室外機は、それぞれ大きさが異なる場合があるのです。

とくに、注意しておきたいのが室外機の大きさです。

室外機が予想よりも大きくて、予定していたスペースに入らない可能性もあります。

皆さんの中には、「室外機を置くだけなら、無理やり置いてしまえばよいのでは？」と考える人もいるかもしれません。

 

しかし、業務用エアコンは、長く快適に使用するために定期的なメンテナンスが欠かせないものです。

メンテナンスの際に、メンテナンスするための十分なスペースが確保されていないと十分なメンテナンスが行えません。

また、通常よりも料金が高くなってしまう場合もあります。

ですから、購入・設置の際には、十分なスペースを確保するようにしましょう。

 

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