販売されている業務用エアコンについて知っておきたいのが、「運転可能温度範囲」です。
一般の業務用エアコンでは、冷房運転、暖房運転が可能ですが、どのような条件でも運手ができるということではありません。
運転可能温度範囲が決まっています。
例えば、冷房運転であれば、43℃まで。
暖房運転であれば、-15℃まで。
などのように上限と下限が決められています。
この運転可能設定温度を超えてしまうと、業務用エアコンは運転ができなくなってしまうのです。
夏場などに多いのが、故障ではないのに、「冷房が効かない!」「運転が止まっている!」などのトラブル。
これは、簡単に言うと業務用エアコンが、運転できる温度範囲を超えてしまったために起こるトラブルなのです。
ただ、人によっては、「43℃までなら夏でも気温が43℃を超えることはないのだから、運転はずっと可能なはずでは?」と疑問に感じる人もいるでしょう。
たしかに、日本の場合夏場でも、気温が43℃を超えることはないかもしれません。
しかし、設置している環境によっては43℃を超えてしまうことがあるのです。
例えば、次のような場合。
・直射日光のあたる場所に室外機を設置している
・室外機の周りに物を置いている
・室外機の前にブロックや塀などがある
などの状況。
このような場合、上手く排熱が行われないため、熱がこもりその場所の温度が高温になってしまうのです。
高温になってしまい、業務用エアコンの運転可能温度範囲を超えると運転ができなくなるので、停止してしまう、あるいは冷房が利かなくなるということ。
暖房でも同じようなことが言えます。
寒冷地などでは、一般的な業務用エアコンを設置してしまうと冬場の厳しい環境に耐えることができず、暖房が使えないことがあります。
そのため、寒冷地に設置する場合には寒冷地仕様のより厳しい条件でも耐えられる業務用エアコンを設置しなければならないのです。
販売されている業務用エアコンを選ぶ際には、運転可能温度範囲に注目すること、設置場所の気候などをよく確認することが大切。
業務用エアコンはとても高価なものですので、業務用エアコン選びに失敗しないように、わからない点などは販売業者に相談してみましょう。
販売されている業務用エアコン選びにお悩みなら、専門業者である新空調におまかせくださいませ。
新空調では、設置場所、設置環境、お客様のご要望・ご予算に応じて最適な業務用エアコンをプロの視点からご提案させていただきます。
それぞれの場所にぴったりの業務用エアコンを導入して、夏でも冬でも快適に過ごしましょう。
業務用エアコンのことなら、お気軽にご相談くださいませ。