業務用エアコンを運転した際に、そこから出てくる風がなんだかクサい!臭う!と感じることがあります。
このような場合には、修理を依頼する必要があるのでしょうか?
業務用エアコンの室内機は、部屋の空気を吸い込み、それを冷やす、もしくは暖めて吹き出すという仕組みになっています。
言葉を変えるとその部屋のニオイを吸収してしまうということになります。
例えば、タバコのニオイ、ペットのニオイ、その他のニオイというのは、どんどんと室内機の内部に吸着してしまいます。
そのため、室内機の内部にそのようなニオイがたまると、そのニオイと一緒に風が吹き出されるので、クサいと感じてしまうのです。
このような場合には、厳密に言えば、故障ではないので修理は必要ありません。
そのまま使用することもできますが、やはり衛生的に見れば良いものではありませんので、できるだけ使用を控える必要があります。
そして、業務用エアコンの内部の洗浄を依頼するのが最もおすすめです。
内部を隅々まで綺麗に洗浄することによって、やがて嫌なニオイも取り除くことができますよ。
ニオイの原因は、部屋の中だけとは限りません。
業務用エアコンは冷房運転をした後にすぐに停止してしまうと湿気がたまります。
そのままの状態にしておくと、カビや雑菌などが繁殖しやすい環境となってしまい、カビや雑菌が原因でいやなニオイが発生するということもあります。
専門の業者に依頼して、内部の洗浄をすればこの嫌なニオイは取り除くことができますが、使用している環境が変わらなければ同じことになってしまいます。
業務用エアコンの近くでは、タバコを吸わないようにするなどして、強いニオイが業務用エアコンの室内機に吸収されないようにすることが大切です。
どうしても環境を変えるのが難しいという場合には、こまめに業務用エアコンの室内機の洗浄を行うようにするとよいでしょう。
嫌なニオイがしたままの業務用エアコンを使用し続けるのは、不衛生ですし、健康面にも悪影響を及ぼす可能性が非常に高いです。
業務用エアコンから出てくる風が臭う!と感じた場合には、まずは使用を中止して、修理ではなく、内部の洗浄を依頼するようにするとよいでしょう。
内部洗浄にかかる時間や費用は業者によって異なりますので、業者に直接尋ねてみることをおすすめします。
故障ではなくとも、できるだけ早く解決しておきたい問題です。