業務用エアコンを導入するには、とても多くの費用がかかります。
そのため、起業したばかり、移転したばかりなどの場合には、費用を準備するのが難しいということもありますよね。
そんな時に、注目するのが業務用エアコンをリースで導入するという方法です。
リースであれば最初にまとまった金額を用意しなくても良いということで、利用を検討している人も多いでしょう。
リースにも一般的なビジネスリースの他に、修理保証付きと言われるリースがあります。
この修理保証付きというのは、各メーカーによって名称は異なりますが、リース契約期間中は故障したとしても修理費用を負担しなくてよいというものです。
また、契約期間中は、1回だけでなく、複数回故障しても修理費用が無料というものがほとんどです。
この部分だけを見ると、このリース契約をしたいと思ってしまう人がたくさんいるでしょうが、注意しなければならないポイントがあります。
例えば、ダイキンの安心保証リースについては、業務用エアコンの運転時間が常時12時間を超える場合には、そもそもこの安心保証リースを契約することが出来ません。
ホテルや飲食店、コンビニなど長い時間業務用エアコンを運転するような場所では、この契約が結べないということになってしまいます。
それから、このリース契約ではどのような故障でもすべて無料で直してもらうことが出来るというものではありません。
あくまでも、取扱説明書に従って通常通り使用していた場合の故障に対して無料で直してくれるというものです。
フィルターなどの消耗品や内部の洗浄というのは、別途費用がかかります。
業務用エアコンをリース契約で導入すると、たしかに多くのメリットがあります。
しかし、リース契約を1度交わしてしまえば、途中でやめることは出来ません。
契約をする前に、さきほど挙げたような注意点についてしっかりと理解しておくことが大切です。
どのような場合に、修理が無料になるのか?
どのような場合に、費用が発生するのか?
などしっかりと確認してから契約をするようにしましょう。
リース契約はメーカーやリース会社にもよりますが、4~7年と長期的な契約になりますので、契約をしてから、知らなかったなどでは済まされません。
途中で変更することも出来ないので、十分注意事項を理解した上で、契約をするようにしましょう。