業務用エアコンを買うと同時に知りたいのが、業務用エアコンの取り付け工事費用はどうやって決めるのか？

 

ということです。

 

業務用エアコンを設置したことがないという人は、あまり知らないかもしれませんが、家庭用と異なり、業務用エアコンの取り付け工事費用には標準工事費というものが決まっていないケースがほとんどです。

 

標準工事費を決めておいてくれた方が依頼しやすいと思うでしょうが、業務用エアコンの場合には、標準工事費を決めていても意味がないのです。

 

家庭用の場合には、主に壁掛タイプのみになります。

 

能力やメーカー、機能の違いなどはありますが、取り付け工事の難易度はそれほど変わりません。

 

業務用エアコンの場合には、壁掛タイプだけでなく、様々なタイプの業務用エアコンがあります。

 

それぞれのタイプによって設置方法が異なりますし、設置の難易度も異なります。

 

ビルやマンションのような建物の高い位置に室外機を置くという場合には、クレーン車などが必要になるということもあります。

 

家庭用の場合には、電源は単相の100Vか200Vになりますが、業務用エアコンの場合には、単相の200Vか三相の200Vになります。

 

三相が建物に引き込まれていないという場合には、新たに電力会社との契約が必要になりますし、それに伴って工事も必要になります。

 

その分の費用がかかることもあります。

 

このように、業務用エアコンの場合には状況によって、また設置する業務用エアコンの種類などによって取り付け工事にかかる費用が異なります。

 

そのため、業者では設置を行う前にまず１度設置場所や設備などを含めた状況の確認として下見を行います。

 

下見をしてみないと、どのくらいの費用が設置工事にかかるのかということを算出することが出来ないのです。

 

業務用エアコンの取り付け工事を依頼したいという場合には、まずは見積りを依頼することになります。

 

知っている業者があればその業者に見積りを依頼すればよいでしょうし、購入する際に、販売業者が取り付け工事を行っているというのであればそこに頼むのもよいでしょう。

 

販売業者から購入だけして、自分でインターネットを使って業務用エアコンを設置してくれる業者を探すという方法もあります。

 

業務用エアコンの取り付け工事をどこに依頼するにしても、まずは現場の下見をしてからでないと、取り付け工事費用がわからないということを知っておくとよいでしょう。

 

ですから、同じメーカーの同じ機種を選んでも取り付け工事費が状況によって異なるということがあります。