店舗やオフィスで使用する業務用エアコンは、消耗品です。
そのため、業務用エアコンが故障してしまうということもあります。
故障してしまうと、修理業者やメーカーなどに修理を依頼することになりますが、修理を依頼する前に、本当に修理が必要なのかをチェックしてみましょう。
業務用エアコンの修理の依頼で多いのが、冷房が効かないというトラブルです。
冷媒ガスが不足してしまっているなどが原因で冷房が効かないということもあるのですが、単純な原因で冷房が効かないということもあります。
業務用エアコンの場合では、ワイヤードリモコンを使用する場合がほとんどですが、ワイヤードリモコンに表示されている運転モードを確認してみましょう。
業務用エアコンは機種によっても異なりますが、冷房の他にも、自動、暖房、ドライ、送風などの運転モードがあります。
冷房を使用するには、冷房モードで運転を行う必要があります。
まずは、修理を依頼する前にこの運転モードをチェックしてみましょう。
さらに、チェックしておきたいのが設定温度です。
業務用エアコンは、あらかじめ設定されている温度に到達すると自動的に運転を弱める、もしくは停止をするようになっています。
無駄に部屋を冷やしすぎないようにして、電気代の無駄を防ぐためです。
業務用エアコンを運転しても冷えないなどという場合には、設定温度をチェックしてみましょう。
また、設定温度を下げて冷風が出るかどうかもチェックしてみましょう。
他にもチェックしておきたい点があります。
それは風量についてです。
風量は自動、弱、強などに調整することが出来ます。
風量が弱めに設定されていると、部屋の中を冷やすのにとても時間がかかります。
風量を最大にして、冷風が出てくるかどうか?
部屋の中が冷えるかどうかをチェックしてみましょう。
風向についてもチェックしておきましょう。
風向についてですが、冷たい風は一般的に下にたまりやすいと言われています。
そのため、風向が下向きになっていると、部屋の下だけに冷風が行ってしまい、部屋の中が冷えないということがあります。
風向もしっかりとチェックしてみましょう。
このように、業務用エアコンが冷えないなどのトラブルが発生した場合には、すぐに修理を依頼するというのではなく、まずはさきほど挙げたような項目をチェックしてから、修理業者やメーカーに修理の依頼をするようにしましょう。