業務用エアコンの修理で知っておきたいことがあります。
それは、それぞれの部品の交換の目安時期についてです。
聞いたことがあるという人も多いでしょうが、業務用エアコンは消耗品です。
業務用エアコンに使われている部品というものは、必ず劣化していきます。
設置してから年数が経過していくとそれぞれの部品が劣化していき、交換が必要になるというケースがあります。
修理で多い、部品の交換について解説します。
業務用エアコンの室内機、及び室外機には基盤が入っています。
この基盤が劣化してしまうと正常な運転をすることが出来なくなる、冷房や暖房が効かなくなるなどの症状が出ます。
運転をしてもすぐに止まってしまうなどということもあります。
このような場合には、基盤の交換が必要になります。
この基盤の寿命についてですが、もちろん使用している環境、運転時間などによっても異なりますが、約10年と言われています。
この期間を1つの交換目安ととらえておきましょう。
それから、ファンやファンモータの故障というのも修理の中ではよくあります。
そんなファンやファンモータの寿命についてですが、約8年と言われています。
このくらいの年数が経過すると劣化によって故障してしまう、交換が必要になる可能性があるということです。
また、熱交換器についてですが、こちらの交換目安については約8~10年となっています。
このように、業務用エアコンに使われている部品というものは、室内機、室外機ともに徐々に劣化していくものです。
劣化した部品をそのままにしておくと、突然故障してしまうということもあります。
一定の年数が経過しているという場合には、専門の業者に依頼をして点検をしてもらうようにするとよいでしょう。
万が一、経年劣化によって業務用エアコンが故障してしまったという場合には出来るだけ早く修理業者に連絡をして修理を依頼するようにしましょう。
基本的には、修理がおすすめですが、業務用エアコン本体の寿命と言われている、約10~15年を経過しているという場合には、修理だけでなく新しいものへの買い替えも検討してみると良いでしょう。
寿命を迎えていると、一部を修理してもまた、別の部品などが劣化してしまい、そこの部分が故障してしまうということがあるためです。
修理回数が増えてしまうと修理費用がかさみますので、注意をしておきましょう。