業務用エアコンの修理で、知っておきたいことがあります。
それは、それぞれのメーカーによって部品保有期間が決められているということです。
部品保有期間とはいったいどのようなものなのでしょうか?
設置している業務用エアコンが故障してしまい、メーカーや修理業者に来てもらったところ、「修理に必要な部品が取れないので、修理は出来ません!」と言われたという経験がある人もいるでしょう。
そもそも、修理に必要な部品が取れないということがあるのでしょうか?
それぞれのメーカーでは、業務用エアコンの性能、機能を維持するために必要な部品、つまり補修用性能部品の保有期間というものが決まっています。
各メーカーの保有期間は下記のとおりです。
・日立 10年
・ダイキン 10年
・三菱電機 10年
・三菱重工 9年
・Panasonic 10年
・東芝 9年
このように、各メーカーによって保有期間が異なりますが、9~10年となっています。
これは、製造中止後からの年数となります。
そのため、この保有期間が過ぎてしまっていると、メーカーの方で修理に必要な部品がないため、修理をしようとしても出来なくなってしまうということがあります。
ただし、10年以上経過しているものは、絶対に修理をすることが出来ないのか?
ということについてですが、必ずしもそうとは言えません。
代替品によって修理が出来るという場合があります。
メーカー側の方で、あらかじめこの代替品が指定されていれば、これを使用して修理を完了させることが出来る場合もあります。
業務用エアコンの修理について知っておきたいのは、年数が経てば経つほど、修理が出来ないという可能性が高くなるということです。
この各メーカーの部品保有期間を考えてみると、設置してから10年以上経過しているという場合には、業務用エアコンの修理が出来ないという可能性があるということです。
この部品保有期間が過ぎていて、また代替品などもないという場合には、修理をすることは出来ないので、新しい業務用エアコンを設置するようにするしか方法がなくなります。
業務用エアコンを入れ替えるには、多くの費用が必要になりますので、あらかじめ準備をしておかなければなりません。
業務用エアコンを設置してから10年を経過しているという場合には、修理、買い替えのどちらにも対応出来るようにしておく必要があります。
買い替えについてですが、早めに資金を準備しておくようにするとよいでしょう。
壊れてから準備をはじめるのではなく、設置してから5~6年目くらいから少しずつ貯めるようにしておくと準備が非常に楽になりますよ。