業務用エアコンは、販売と設置工事を両方行なっているという業者があります。
両方行なっている業者で、購入と設置を依頼すればわざわざ、自分で取り付け業者を探す手間が省けるのでおすすめです。
業者に、設置工事を依頼する際には、設置のためにどのくらいの工事費がかかるのかが重要になります。
設置にかかるための費用は、業務用エアコンの種類によっても異なります。
例えば、天井内に埋め込む必要がある天井カセット形などは比較的工事費が高くなりますし、壁掛形や床置形の業務用エアコンであれば、比較的工事費が安く済みます。
業務用エアコンの工事費については基本料金を設けていない業者が、ほとんどです。
これは、業務用エアコンの種類、機種、それぞれの設置場所の状況によって工事費が大きく異なるためです。
業務用エアコンを設置するためには、内機と外機を接続するための冷媒配管やドレンパイプ、電気配線などが必要になります。
既存の業務用エアコンがあるという場合には、これらのものを再利用することが出来れば、費用を安くすることが出来ますし、使えないという場合や既存の物が設置されていないという場合には、新しく入れる必要があるため費用がかかります。
また、室外機についてはそのまま直置きするのは、危険です。
スライドブロックなどに乗せて動かないように固定するのが一般的です。
また、壁などを利用して、倒れないようにする転倒防止策を講じることも非常に重要です。
業務用エアコンの場合には、電源として動力が使われるケースが多いです。
動力を使うためには、電力会社と契約をした上で、新たに工事をする必要があります。
動力を使用することが出来るか出来ないかによっても、工事費は大きく異なります。
業務用エアコンの室外機はメーカーや機種などによって異なりますが、100㎏前後という場合が多いので、場所によっては運べないということがあります。
その場合には、クレーンなどの重機が必要になります。
クレーンなどを使用する場合には、別途費用がかかるため工事費が高くなります。
このように、業務用エアコンの設置工事と言っても色々なケースが考えられます。
このような理由から、ほとんどの業者では、工事費の基本料金を設けていないというところが多いです。
基本料金を設けてもぴったり当てはまるというケースが少ないからです。
工事費はそれぞれの状況によって異なるということを知っておきましょう。