業務用エアコンをリースで導入するという場合には、どのような流れで導入するのでしょうか?
多くの場合、業務用エアコンを販売している業者で、リースでの導入を申込むことが出来るようになっているケースがほとんどです。
まずは、業務用エアコンを扱っている業者に見積りを依頼します。
見積り依頼をすると、業者の方で概算での見積り金額で、予審を行うのが一般的です。
この予審を通らないと、リースでの導入を行うことは出来ません。
予審を通過すると、業者が正確な見積書を作成するために、現地調査、現場調査を行います。
この現場調査では、現地の調査を行います。
現地の調査とは、業務用エアコンの設置場所に問題がないか?
どのような資材が必要になるのか?
既存の業務用エアコンがある場合には、冷媒配管や電気配線の再利用が出来るかどうか?
搬入経路の確認、クレーンなどが必要になるのか?
など様々なことを確認します。
このように、すべての状況を確認しないと、正式な見積金額は出せません。
正式な見積金額が出されたら、その金額で依頼するかどうかを決めます。
現場調査に来てもらったから断れないなどということはなく、万が一金額などの面で折り合いがつかないという場合には、断ることも出来ます。
金額に納得して、契約をするという場合には、契約をした上で、リースの本審査に入ります。
本審査に通れば、正式に業務用エアコンをリースで導入するということになります。
リースで導入することが決まると、工事日などを決めて設置工事を行うという流れになります。
工事が完了した後は、最初の契約に基づいて、利用者は毎月決められたリース代を支払うということになります。
リース代を払う年数は、契約年数によって異なりますが、一般的には4~7年間となっています。
リースで多くの人が勘違いしているのが、中途解約についてです。
リース契約では、基本的に中途解約は認められていません。
ただし、どうしても解約したいという場合には、リース会社に業務用エアコンを返却して、残りのリース代金をすべて支払うということで、解除することが出来ることもあります。
ただし、この方法ではかなりの金銭的な負担が発生してしまうということになります。
これから、業務用エアコンをリースで入れようと考えている人は、リースで導入するまでの流れや、リース契約では、中途解約が出来ないという点をよく理解しておきましょう。